【新唐人2014年10月17日】香港の民間テレビ局、TVBは15日、公民党の党員、曽健超氏が警官から4分間、リンチされている映像を放送しました。ネットでも瞬く間に広まりましたが、そのあとテレビ局は警官の暴行の内容を削除しました。
公民党の党員、曽健超氏は15日、警官から4分間も暴行を受けました。その後、記者の前で警察を訴えると述べました。
公民党・党員 曽健超氏
「皆さん ご覧のように私は反抗もしていないのに、警官の暴力を受けました。弁護士に相談したあと警察を訴えることにしました」
全身の傷を見せたあと、貴重な場面をとらえてくれた記者に感謝しました。しかし、このニュースはのちに意外な運命をたどることになります。
TVBトップニュース
「押し倒して暴行を加えています。この間に警官2人が離れました。残った警官はまだ蹴っています」
これはTVBが最初に放送したニュースです。しかし、のちに上層部の指示によって、警官が暴行を加えた内容が削除されました。この日、TVBの記者はネットで、「上層部が本来の報道内容を信頼していないのは、極度の不安を覚える、同調できない」と批判しました。この公開状は、香港メディアの労働組合や組織など6団体に支持されました。
TVB記者
「上層部が本来の報道内容を信頼していないのは極度の不安を覚える、同調できない」
香港市民
「TVBの報道などを見ると偏っていて、中共寄りになっていると思います」
先日、香港中文(ちゅうぶん)大学が発表した「香港メディアの信用度」調査によると、市民の香港メディアに対する信用度は、この8年で最低になりました。メディアが、中国との利益を配慮して、自ら検閲を進めているため、信用度が落ちたと見られています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/16/a1146667.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)